■ そもそも御朱印とは
御朱印は神社やお寺の固有の紋や社名/寺院名、参拝日時などが墨書きされたものに、オリジナルの朱印を押したものです。
もともとはお寺で写経し、それを奉納した証として受けられたものですが、やがて御朱印は、ご本尊を参拝の証としていただけるようになり、現在では、神社やお寺に参拝したときにいただくことができるようになりました。
御朱印は神社やお寺それぞれの個性が豊かで、今ではそれを楽しみに御朱印を集める人が多くいます。
■御朱印帳の由来
平安時代に始まった西国三十三所観音巡礼などが始まりとされています。決められた霊場を順番に全部巡ると願いが叶うとされていました。それが江戸時代後期には、七福神巡りなどの新しい巡礼ルートができました。その巡礼ルートを巡りながら御朱印を押してもらったのが、御朱印帳の始まりです。
■社寺の御朱印の違い
▼神社の御朱印は、中央に神社名が入ります。押印は普通二か所に入り、神社名の印と社紋です。
▼お寺の御朱印は、中央にご本尊やお堂の名前が入ります。押印は中央に、三宝印や御宝印が、右上と左下に入ります。
■御朱印をいただける場所
まずは「御朱印受付」「授与所」でいただけます。神社では「社務所」お寺では「寺務所」です。
もし案内が書かれていない場合は、各社寺でお尋ねください。
■ 御朱印をいただくときに必要なのが、御朱印帳です
社務所や寺務所で御朱印帳を開いて渡すと、御朱印を書いていただけます。
場所によっては「書き置き」といって、既に御朱印が書かれた和紙をいただけるところもあります。
書き置きの場合は、御朱印帳にのりなどで貼り付けるようにしましょう。
■マナー
1.御朱印をいただくのは、参拝を済ませてからです。
2.御朱印をいただく際は、いただくページを開いてお渡しください。
3.御朱印代は300円前後ですが、事前にお釣りがないように準備しましょう。
4.最後に、御朱印を書いていただいている間は、一枚一枚心を込めて書いていただいておりますので、静かにその場でお待ちください。
<神社でのマナー>
1.鳥居をくぐる。一例をして、真ん中をさけて通る。
2.手水舎で心身を清める。
3.拝殿を参拝。
<お寺でのマナー>
1.山門をくぐる。その際、合唱一礼をします。 帽子は取りましょう。
2.手水舎で心身を清めます。
3.本堂に参拝。
これだけ知っておけば安心です。
気軽にアート感覚(記念スタンプ)で楽しむのも良いでしょうが、感謝の念を持たれることが大事です。
日常的に目に付くところに置くとよいでしょう。
御朱印帳を持つことで、目的をもって楽しく神社仏閣巡りができるようになり、良い思い出となります。是非一冊もって神社仏閣巡りに出かけましょう。